リーダーシップというと「自力で一生懸命漕ぐ」イメージがありますが、大きな事業ほど「天の時・地の利・人の和」がそろわないと成就しません。
 
冬にタネをまいても発芽しないように、たとえ「人の和」を作りだして士気高く漕ぎ出したとしても、風を得なければ長い航海はできません。

たとえ必要な問題意識であっても、独りよがりで流れを見失い、時を見誤まってしまうと多くの人を不幸にしてしまう可能性もあります。

「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」ではないですが、将来吹くであろう風を見越して、準備を整えじっと待つ勇気と懐の深さもリーダーシップの一つのあり方。

深い問題意識に立脚した熱い思いと、しっかりと流れを読むクールな思考。「時」が必要とすれば、自ずと風は吹くのだろうと思います。

生前は認められることがなかった有名画家のように、もしかしたら風が吹かずに大きく走り出せないまま、誰にも顧みられず職業人生を終えることになるかもしれません。

でも、それぐらい先を見越した大事業を仕込むのもまた、ステキなことだと思います。