【お客様の声】株式会社コマイ代表取締役 駒井和彦様 前編からの続きです。

2011年に父が亡くなった後、営業が得意だった私は順調に売上を伸ばしていた。当時年商6億円だったが、2017年の年商は1.5倍の9億円になっていた。

ところが2018年になって状況が一変する。一人の社員の退職をキッカケにして21人の従業員のうち、7人が急に辞めることになってしまったのである。

順調に売上を伸ばして少し有頂天になっていた部分はあったかもしれないが、80歳定年制を導入したり、繁忙期が終わった後、給与はそのままで1時間早く帰宅することを認めるなど、「ホワイト企業」を目指してきたつもりだった。

原因がわからないまま社員の3分の1が辞めてしまい、新人を補充しても戦力になるまでは時間がかかり、お客様から例年通り注文を頂いても生産能力の低下により納品できずに売上が下がっていく毎日であった。

一体何を間違えたのだろうか…。

思い悩んでも答えは出てこない。

半年の悪戦苦闘の末に新人達も順調に成長して徐々に戦力は戻りつつあったが、今回なぜこんなことが起こったのか、答えが見つからなければまた同じことが起きる可能性がある。

心の中にモヤモヤを抱えたまま2018年が終わろうとしていたある日、私のFacebookへの投稿に対して山田氏からコメントが入っていた。些細な内容だったが、この時、山田氏の4年前の予言が私の頭の中で鮮明に蘇ってきた。

「きっと私のようなコーチングの考え方が必要な時がくる」

今が、まさにその時ではないだろうか!!

私はすぐに山田氏に連絡を取り、コーチングをお願いすることにした。私は大阪で山田氏は東京在住のためミーティングは月1回、ただしメールや電話で日常の社員との会話を逐一報告する毎日が続いた。

詳細は割愛するが、

私とのミーティング、幹部社員とのミーティングで私が良かれと思ってやっている社員のための行動が、実は自己満足で相手に圧力をかけていたこと。また無意識に出ていた些細な一言が恩着せがましい態度として受け止められていたことが次々に明らかになっていった。

「駒井社長は自分に能力もあり、自信も十分にお持ちのようですが、トップに必要なことは自分の承認欲求を満たすことではなく、部下を承認してあげることですよ。」

この一言が、今回の一連の問題の全てを物語っていた。そう、私は社員に対して「自ら魚を釣ってくる経営者」であり、「魚の釣り方を教えて育てることができる経営者」ではなかったのである。

その後半年が経ち

「剛」一本槍だった私のリーダーシップに「柔」の要素が加わった。とはいえ私と山田氏では基本的な性格が異なるので、大部分は「剛」のままだと思うが、山田氏が終了インタビューで幹部社員と面談すると私の性格が随分変わったという声がたくさん上がっていた。

理想のリーダーになるには、まだまだ修行が必要だが、わずか半年で私の欠点を見抜いて改善し、社員からの信頼を取り戻してくれた山田氏のコーチングはお世辞抜きにとても素晴らしいものだった。本当に感謝しても足りないくらいである。

経営者は

どうしても「オレがオレが」的な発言と行動を取ってしまいがちである。もっとも創業してゼロから会社を起こしたり、親の跡を継いで先輩社員の抵抗を押し切りながら変革を進めるためには、どうしても強靭な意志と精神力が必要なことも事実である。

山田氏のコーチングは、そんな経営者の「剛」の部分を残しながら社員への思いやりの心を育むための気づきを与えてくれるモノだと思う。コーチングを受けている期間に、改めてなぜ官僚という立場を捨てたのか聞いてみた。

「出世争いと政治家との付き合いの中で心が疲れ切ってしまいました。私は駒井さんのような経営の経験はありません。ただ「剛」の経営者の下で疲れている社員の皆さんの気持ちは本当によくわかる。

私の仕事は、「剛」でなければならない経営者の皆さんに、少しだけ「柔」の技を教えることで、社員さんが経営者の本当の気持ちを理解して、前向きについていける環境を整えることなんです。それは官僚時代に心が折れそうなほどきつい経験をした私だからできることではないかと思っています。」

山田氏との再会から

8ヶ月後の2019年7月現在、会社の従業員は30名に増えた。みんなやる気に溢れて仕事に取り組んでくれている。売上は順調に回復してきている。1年前、退職者が相次ぎ、社内が淀んだ空気に包まれていたことが嘘のようである。

山田氏への感謝の気持ちは言葉ではとても表しきれないが、ここから全ての従業員が明るく前向きに働いてくれる会社を創りあげることが何よりの恩返しになると思っている。


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