人のお話を聞くとき、その内容よりも使われる言葉や文法に重きを置いています。
             
言葉そのものではなく、言葉の組み合わせ、使われ方にその方の意識状態が自然と出てくるためです。
                       
特に意識しているのがその行為や発言の「主体」。言い換えると、その発言で表現される「意味」に誰が責任を持っているのかという点。
      
それは、「あなた」なのか「わたし」なのか「わたしたち」なのか。はたまた、「かいしゃ」とか「しゃかい」といった「個人ではないもの」なのか。
       
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もちろん、リーダーシップの観点では意味の主体は「一人称(わたし、わたしたち)」が好ましいのですが、それが「絶対的な善」になっても視野狭窄に陥ります。
            
ご本人が「あなた」の問題を指摘しきることで、ヘドロのように沈殿していた想いが浄化され、その方の人生が前に進む場面にも多く立ち会ってきました。

また、もっと大きな枠組みで「構造」を主体として語るとき、知らず知らずのうちに囚われていた景色が一気に広がることもあります。
      
          
その方が直面している流れを観て、その瞬間、表現されている意味の「主体」に耳を傾け、その世界の見方がその方の人生が前にすすむことに寄与するのか否か、を全身全霊で感じ取り、必要な関わりをさせていただく。
   
そんな作業を積み上げていきたいと思っています。