
「人生の正午」に直面するもの
折り返し地点に差し掛かり、私たちは結果の出し方や生き方について、変容する時期に差し掛かっていることに気づきます。
これまでを編み直し、視点を上げて「自分らしいビジネスと人生を創造したい」「自分の人生に芯を通したい」という願いをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
一方、現実には組織のなかでの役割、事業経営の孤独、背中にのしかかる様々な責任、あるいは、家庭や自身の健康にも様々な問題など、時が矢のように過ぎていく焦燥感もあるかもしれません。
厳しい競争と限られた時間の中で、結果を出し、他者に貢献しながら、自分らしい生き方を立ち上げるにはどのように考え、道を切り開けば良いのか。「人生の正午」に立つ私たちの前には、そのような誰も正解を教えてくれない問いたちが広がります。
そして「このままの私でいいのだろうか」という問いは、時に胸の奥で静かに揺れ動きます。でも、その「揺らぎ」こそが自分を見つける旅の入り口となる福音。
リベラルアーツという「普遍の知」をベースに、私たちは、そんな”本音”と向き合える居場所をつくっています。
人生の正午 — 人生の転換点
心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した概念で、35〜45歳頃に訪れる人生の重要な転換期のこと(現代では平均寿命が延びて、5年ぐらい後ろ倒しが実感値ですね)。
太陽が頂点に達し西へ傾き始めるように、人生の前半で追求してきた外的成功や社会的地位から、内面的な充実や本来の自分らしさへと価値観がシフトする時期を指します。この時期には「このままでいいのか」という問いに直面し、それまで抑圧していた側面(影)と向き合うことになります。危機と感じられることもありますが、この過程を通じて本来の自己を発見する「個性化」が進み、人生後半をより豊かで意味のあるものへと導く重要な機会となります。
「正午」からの時間を、実りあるものに
私たちはリベラルアーツを核とし、コーチングやその他の方法論を手段としながら「場づくり/ネットワークづくり」と「意識の発達支援」という価値提供を行っています。
そのベースとなる「普遍の知」は単なる情報ではありません。
それらは「会社員にとっては組織で輝くための視点」となり、「個人事業主にとっては独自の価値を高める知恵」にもなり、「経営者にとっては事業とチームを育む戦略」にもかたちを変えて変化していきます。
そして、様々な制約や呪縛から「自分自身を解放する鍵」へとつながる情報でもあります。いわゆる「教養」が西洋では「リベラルアーツ」と呼ばれるゆえんです。
そう、「リベラルアーツ」とは大人のための知識。ビジネスの第一線で奮闘し、時に挫折も味わってきた経験があるからこそ見える景色があります。
それは、静かな彩りのある世界。
多くの経験があるからこそ、リスクとチャンスを見極め、同時に「こうあるべき」という枠を柔らかく解きほぐし、自分らしい世界を生み出す知恵としてそれらを使うことが出来ます。
カジュアルに、かつ「確かなもの」へと
肩の力を抜いて、でも本気で。
同じ想いを持つ多様なキャリアの仲間とともに。
時に笑い合い、時に深く考え、そして確かな成果へと繋げていく。
私たちがここで触れる普遍の知は、会議での洞察力を研ぎ、ビジネスを伸ばす視点を開き、クライアントとの関係を深め、新たな事業機会を見出す力になります。
そして、それは単なる「ビジネススキル」を超えて、あなたという人間の奥行きを深くし、本質的な強さと圧倒的な独自性を引き出すものです。
組織で働く私も、独立して歩む私も、そして会社を率いる私も、それぞれの立場で直面する課題は違えど、求める本質は同じ。
人と世界と、おいしいワイン
そう、向き合うべきは「人」であり、人が織りなす「世界」です。
そして、そこが深く腹落ちすると、それは、事業だけではなく、家庭にも、あなた自身の人生にも大きな影響を与えていきます。
肩書や働き方を超えて、自分らしく、そして力強く歩むための知恵がここにあります。
でも、難しく考えすぎてもつかめないし、いまさら「お勉強」に戻りたいわけじゃない。おいしく、たのしく、見とおしよく。ようこそ、カジュアルな知の再発見へ。
忙しさの中で忘れかけていた自分の心の声であり、現実に適応する中で見失っていた未来への展望を見いだす時間。
それはあなただけのビジネスと人生を豊かに彩る新たな可能性の探求。
おいしいワインと楽しい会話とともに、物語を進めてまいりましょう。
サービスブランドのご紹介
知識と対話、個人の成長と集合的な学び。わたしたちが提供するサービスは、それぞれが独自の価値とプロセスを持ちながら、根底では同じ理念を共有しています。
コーチングや深い内省を通じて内面を見つめ、リベラルアーツで視野を広げ、コミュニティで楽しさお新たな視点を得る。形は違えど、すべてが「本来の自分と出会い、本領を発揮し、本分を生きる」という目標に向かって、あなたの本質的な強さと独自性を育んでいきます。
Wines |「知」とワインでつながるウェルネスコミュニティ
Deep Current | 経営者の内省支援
One Drop |あゆみが照らすたしかな未来

急いでいるのに時が止まったような瞬間。 忙しいはずなのに満ち足りた午後。 成功や評価を手にしたのに心中にこだまする寂寞。
時計が刻む規則正しいリズムの向こうで、人の心にはもう一つの時間が流れます。
その質を上げるには、人と世界、そして自らのあゆみを理解することが必要。そうした理解が本当の力に繋がるプログラムです。
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Organizer
山田 亨 (Tony Yamada)
株式会社Flora Partners CEO/エグゼクティブコーチ/リベラルアーツ教育家。『Wines』主宰。
卒業後、霞ヶ関の官僚として約12年勤務。その後、コネなし、人脈なしの全くのゼロから起業し実績を積む。
生来の運の良さと様々なご縁に運ばれ、現在は多数の企業のプロジェクトに参画。東証プライム上場企業をはじめとするエンタープライズの経営者育成プロセスを支援。
数多の上場企業経営者を輩出する経営者育成プログラムの統括コーチなども務める。
2025年4月まで「哲学塾 – The Art of Philosophia -」塾長としてリベラルアーツ教育にも従事。「おいしく・楽しく・見通しよく」をモットーに、東西の知恵を現代風にアレンジしながら、我が国ビジネスパーソンの視点が高まることをお役目としている。



